私がアイ・ピー・エルに入社したのは、10年ほど前になります。アイ・ピー・エルを知ったのは、合同企業説明会に参加したことがきっかけでした。
私自身、やりたいことが定まらないような状態で、いろいろな企業の方の話を聞いていましたが、その中で一番質問をしやすかったのが、アイ・ピー・エルでした。私のあいまいな質問にも、真摯に分かりやすく答えてくれたことを非常に印象深く覚えています。
その後、会社訪問で見せてもらった、『プリント基板設計システム』や『回路図設計支援システム』といった、CADシステムから、私もこのような開発にチャレンジしてみたいと考え、入社を決めました。
現在は、航空測量会社のお客様先で、レーザーで計測された数千億点という膨大な座標情報を可視化する三次元ビューアの開発を行っています。
数cm密度の点データを数km~数百kmの空間にわたって取扱い、街並みを再現するシステムです。
技術者としては、容量にして数百GB~数TBもあるデータを、いかに高速に読み込んで描画、解析できるか?という非常に難易度の高い要求を悩みながらクリアしていくのが醍醐味です。また、業務を通して、構造物の異常や街中に存在する危険な場所を見つけるお手伝いといった、社会貢献できることに魅力も感じています。
これまで携わったプロジェクトの中で、一番心に残っているプロジェクトは、CMやテレビ番組を放送プログラムに沿って送出するシステムを開発するプロジェクトでした。
当時は、地デジ化に向けて、各局の放送機器の入れ替えが集中していた時期であったため、いくつもの案件の機能拡張や動作検証作業が並行して行われており、非常に忙しくはありましたが、作業に優先度をつけて、一つひとつをこなしていくという仕事の基礎を学ぶことができました。
特に、現地でのセットアップ作業、動作検証作業については、限られた時間の中で機器配線不備などの不意に起こるアクシデントにも対応しなければならないため、不備箇所を推理、検証するなどの対応能力を培うことができました。
私にとって仕事とは、人間力を鍛える機会だと考えています。
普段の友人関係の中では出会うことができない様々な方と接することにより、考え方や発想力を吸収し、自身を成長させていければと思います。
今後の目標は、プロジェクトメンバーが能力を発揮しやすい環境を作れるリーダーになることです。
「プロジェクトの為、お客様の為に、自分は何をできるか?」ということを考えて行動できる方と一緒に働きたいです。
アイ・ピー・エルは、社員同士の仲が良い会社だと思っています。私自身、技術的に困った時や、判断に迷った時は、その分野に詳しい社員へ相談をして、アドバイスをもらうことがよくありますが、皆、非常に真摯に教えてくれます。
また、新技術の情報にアンテナを張っている社員も多いので、社内行事や飲み会などの社員が集まる時に、自分の知らない情報をもらえることもよくあります。こうした積極性、常に高い意欲を持っている社員が多い会社です。熱意を持って開発に取り組める方、お待ちしています!